2024年4月26日
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Tverのすすめ

皆さんは普段テレビをどれくらいご覧になりますか?

バラエティーやドラマが好きな人、ドキュメンタリーが好きな人。ニュースや経済番組をよく見るよ、という人。アニメが好きという人。スポーツ中継をよく見るという人、色々だとは思います。逆にテレビは殆ど、もしくは全く見ないという人も、今の時代には多くいるかもしれませんね。

個人的には、いつの頃からかテレビはあまり見なくなり、もっぱらアマゾンやネットフリックス、U-NEXTで映画三昧。時々、ネットのテレビ東京オンデマンドで経済番組をチェックするという感じになってますが、最近、比較的よく見るのがTverです。

Tver

たまたま、興味ある番組をネットで発見し、その放送が終わっていたので、どうにか見る手段はないかと探したらTverにたどり着いたのですが、一時期はネットに「喰われる」一方であったテレビもネットに進出して、いい感じに融合した状態になっていますね。「おすすめ」や「ランキング」などもあり、通常のテレビ放送を見ているだけでは出会えないような(番組表をくまなくチェックすれば話は別ですが)面白い番組、ちょっと変わった番組などにも出会いやすく、時折、Tverのサイトのトップページをチェックしては、面白そうなバラエティーやドキュメンタリー、旅番組などを見ています。

Tverをご存じない方の為に簡単に説明すると、Tverは民法各局の様々な番組をネットで配信している、というもの。全ての番組が見られるわけではなく、期間もテレビ放映後1週間等、限定されているものが殆どですが、見逃した番組を後から見ることができるのでとても便利。

「見逃した番組を後から見ることができる」といわれても、昔のようなビデオデッキの時代ならいざ知らず、ハードディスクレコーダーで何百時間も録画できるのが当たり前の現代、好きな番組や気になる番組はあらかじめチェックして録画している人がほとんどでしょう。でも、例えば番組放送後にSNSで一気に話題になるなど、昔ではありえなかった情報の拡散により、「その番組、見てみたかった!!」ということも度々あり得る現在。違法アップロードではなく、各局が公式に配信している番組をネットで見られるというのは、とても便利で快適なのです。また、通常のテレビ放送では見ることのできない、他の地方のテレビ局の番組が見られるのもポイント。ローカル局だからこその地域のマニアックな情報などもあって、中々ためになったり、役に立つのです。

注意点としては、上にも書いた通り、配信の期限が設定されているものがほとんどで、その多くは一週間程度。気になったものはなるべく早く見ないと配信終了となってみることができません。また、Youtube(プレミアムではないアカウント)などの動画サイト同様、番組前後や途中に広告動画が入ります。広告の内容に関しては、番組の告知であったりすることも多く、「おっ、これも見てみようかな」となるなど、それほど邪魔な感じではありませんし、番組告知ではない純粋なCMも、さすがはテレビ関係のCM。動画サイトと比べると「胡散臭い」CMなどは、ほぼ見かけません。なお、番組は再生速度の変更(1倍、1.25倍、1.5倍、1.75倍)とスキップや巻き戻しが可能ですが、告知やCMは倍速再生やスキップなどは不可。

それからもう一点、著作権の関係で番組内で紹介される動画や画像が見られないことが多いので、気になる方はストレスになるかもしれません。想像するに、番組で使用するための動画や画像の使用料金なり契約内容は、動画配信の際には適用されないのだろうと思いますし、仕方のないことかもしれませんが、例えばバラエティ番組などにおいて、実際の番組内容では、世界の面白映像や芸能人の若い頃の画像などを流していると思われる状況下、Tverの画面では数秒から数十秒にわたって静止画の状態が続き、その後ろでスタジオの笑い声などが響いている状況は、ふと冷静になると「何を見せられているのだろう?」という感じになってしまいます。

しかし、そういった点を除けば、動画サイトにある「偶然の出会い」や「発見」の面白さが、テレビ番組のクオリティでできるので、まだTverを使ったことのない方にはぜひおすすめです。

YoutubeやSNSなどをスマホで見る人の割合が増え、テレビ番組の視聴率は下降の一途をたどっている、と言われて久しいですし、自分自身や周囲の人々もテレビよりも動画を見ることが増えていますが、それでもテレビ番組を今一度、色々と見ていると、それなりの予算が割かれ映像や音響や編集、ナレーション等、様々なプロフェッショナルが数多く関わって作り上げられるテレビのポテンシャルはさすがだなと、あらためて思わされることもしばしばあります。

様々な規制や忖度や大人の事情でつまらなくなってしまった部分も否めないでしょうし、現場の人たちにしかわからない様々な問題、事情、苦労もあるのだろうと推察しますが、それでもテレビ業界の方々には今後も素晴らしい番組、益々面白くて記憶に残る番組を作っていって頂きたいと願っています。

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