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参拝するだけでいいことがある?金運がアップする?!と噂の神社に参拝してきました

パワースポットを巡る旅 新屋山神社 金運アップと噂の神社

2013年に、富士山と共に世界遺産に登録された、富士山周辺に鎮座する数々の神社の一つに、富士講の山梨県側の重要な本拠地である「北口本宮冨士浅間神社」があります。創建以来1900年以上の歴史を刻んできたとされる古社で、富士山の登山口にあって、古くから周辺の人々はもとより、富士講で集まってくる江戸をはじめとする各地の人々から崇敬を受けてきました。

立派な社殿や鳥居は勿論、参道もとても雰囲気があってとても素晴らしい神社なのですが、今回ご紹介するのは、この「北口本宮冨士浅間神社」のすぐ近くにひっそりと佇む「新屋山神社(あらややまじんじゃ)」です。国道に面して常に人が出入りをしているような「北口本宮冨士浅間神社」とは対照的に、道の細い住宅地の奥まった場所にあり、かつてはもっぱら近隣の人々を中心に信仰されていた小さな神社です。

なぜ「かつては」かというと、実はこちらの神社、近年、参拝する人が急増しているという注目の神社なのです。(近年参拝客が急増しているその理由は、今回の記事のタイトルにも明記してありますが、この後詳しくご説明しますね。)というわけで、早速足を運んでみましょう。

「新屋山神社」へは、まず国道138号線で「北口本宮冨士浅間神社」を目指すとわかりやすいかと思います。(今回は詳しくはご紹介しませんが、「北口本宮冨士浅間神社」は、是非一度は参拝したい神社の一つですので、あわせて参拝をおすすめします。)

「北口本宮冨士浅間神社」が近づいて来たら、御殿場方面より走ってきた場合は左折、河口湖方面から来た場合は右折をすることになりますが、「冨士浅間神社東」交差点を曲がるのが分かりやすいでしょう。その際(ナビでも出てきますが)、信号を曲がったらすぐ脇の細い道に入ることになります。

御殿場方面より来た場合は左折したら、またすぐ左折、河口湖方面から来た場合は右折したらすぐ左折です。その道を数百メートルほど進むと「漣神社」が左手に見えてきますので、その角を右に曲がります。この国道138号線と並行して走っている道は、少し大きな車だと離合がややしにくいかもしれないほどの細い生活道路です。さらに漣神社の角を右折した道はもっと細くなりますので、運転には十分注意してくださいね。

漣神社の角を曲がって少し進むと、左手に目指す「新屋山神社」の駐車場が見えてきます。(こちらの駐車場は、きちんと整備された綺麗な駐車場で取材陣が訪れた際には警備の人も座っていました。)

さて、駐車場に車を止めたら、神社へと向かいます。駐車場からすぐのところに鳥居があり、そちらをくぐって道を渡り参道を進みます。

金運がアップすると噂の神社 新屋山神社

この参道がとても雰囲気のある参道です。両側に木々が生い茂り、鳥居が幾つも並んでいる様は、ぴりっと緊張感が漂うような「自然の気配」というようなものを感じさせられます。
人によっては自然の中に帰っていくような温かさを感じるかもしれません。

神社を訪れた日(編集部注:取材・撮影は2019年8月)は、朝から雨模様で参拝直前に雨は止んだものの、辺りには瑞々しい空気が充満していたので、余計にそう感じたのかもしれません。

新屋山神社

新屋山神社

新屋山神社

新屋山神社

新屋山神社

そんな参道を進み、階段を上っていくと神社の本殿が見えてきます。左手手前に手水舎、本殿の両脇には小さな社がいくつか並んでいました。

手水舎で手と口を清めてから、いよいよ参拝です。

こちらの「新屋山神社」は、1534年(天文3年)に創建されたと伝えられる神社で、御祭神として大山祇命(おおやまつみのみこと)、天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)、木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)を祀っています。「天照皇大神(天照大神)」は皆さんもご存じのように神宮(伊勢神宮)にも祀られている神であり、太陽を象徴する神様として、五穀豊穣、子孫繁栄、国土安泰の神として祀られ、崇敬されていますね。

「大山祇命」は、山を支配する神であり、さらには水の神、田の神であり、植林、治水、農牧、漁猟、商工、土木、建築、海陸交通運輸、そのほか様々な殖産興業の途を人々に授け、衣食住の基礎を開拓された神、守護神、地神として、信仰されており、全国各地に大山祇命を御祭神として祀っている神社が数多くあるそうです。伊予国一宮として知られる大山祇神社や三島大社が有名です。ちなみに安産や子育ての神であり、富士山の神様としても知られる「木花開耶姫命」は、大山祇命の娘だそうです。

そう、今回の記事のタイトルにもありますが、こちらの「新屋山神社」は、開運や商売繁盛、安産や子宝の神として、特に金運上昇にご利益があるとして有名となり、各地から人々が訪れるようになったという神社です。その直接的なきっかけはさだかではありませんが、さる大企業のトップを務めた人が「お金に困りたくなかったらこの神社を参拝しなさい」といったとか。その後はネットなどの口コミで広まり、今や県外からも人が訪れるような神社になっているそうです。実際に、この日も、それらしき人々が沢山参拝にいらしていました。

鬱蒼と木々が生い茂り、山に抱かれているような錯覚さえ覚えるような場所に立つ社殿で参拝を済ませると、すぐ左側に一抱えほどの大きさの黒っぽい石があるのが目に入りました。こちらの石は、作法通りに石を三回持ち上げて、重さが変わればすみやかにことが運ぶ、と伝えられる不思議な石で、神様にお伺いを立てる「お伺い石」という名で呼ばれているとか。「お願い」をするのではなく、お伺いを立てる、というのが肝要です。

どこかの本にありましたが、そもそも神社は「お願い」をしに行くところではなく、日頃の感謝をしに行くところだとか。何かをしてもらう為に行くのではなく、様々なものに感謝し、謙虚な気持ちで自分に何が出来るのかを問う所なのかもしれませんね。

そういう意味では、開運や金運上昇を謳われているこちらの神社も、参拝したら次の日に宝くじが当たるとか、ギャンブルで買つとか、大金が転がり込んでくる、という即物的で、人の欲望に直結した結果が出るわけではなく、静かに参拝して、居住まいを正し、心を整えて、正しいものの見方、行動を取るようにすれば、その後、おのずと良い結果が得られる、という事なのかもしれません。

参拝を終えた後、車に乗りながらそんなことを考えていました。

「自分の為」だけではなく「人の為」「なにかの為」に動くって、言うのは簡単ですが、中々実践するのは難しかったりしますよね。あなたも是非こちらの神社に足を運んでみて、どう感じるか、そしてその後どうするか、どうなるか、「実践」してみてはいかがでしょうか。

新屋山神社

新屋山神社

新屋山神社

新屋山神社

新屋山神社

新屋山神社

新屋山神社

新屋山神社