世界一固い食べ物は、日本のアレ!?

私たちは日々、色々な食べものを頂いて暮らしています。肉や魚、野菜類、キノコ類、お米などの穀類、豆類、麺類に餅、パン、菓子、発酵食品や保存食品、冷凍食品、レトルト食品、乾物、缶詰などなど。

身体や脳、精神の機能を維持するため、健康を守るため、(食べる)喜びのため、空腹を満たすため、肉体を強化するため、etc。理由はどうあれ、赤ちゃんの頃から今に至るまで、様々な食材で作られた様々な食品、料理、食べ物を頂いて、生きています。食べ物の食感、「硬い柔らかい」という観点から見ても、餅のように柔らかくて伸びるものから、麺のようにつるつると食べられるもの、柔らかいけど口の中の水分を持っていかれるためにできれば飲み物と共に頂きたいパンのようなもの、噛み応えのある肉、比較的柔らかな魚や野菜、きのこ、バリバリとかみしめて食べる煎餅などの硬い食べ物まで、実に様々な食感、噛み応えの食べ物、料理が存在します。

柔らかな食べ物の代表といえば、やはり上にも挙げた麺類やパン(といっても黒パンなどのように中身がしっかりとつまったパンや、バゲットの表面など硬いパンや重いパンもありますが)、よく煮た野菜類や肉類、魚、果物などがあります。

一方で堅い食べ物といえば、こちらも上に書きましたが、煎餅、特定の部位やある種の肉など挙げられるでしょうか。

それでは世界で一番硬い食べ物といえば、何かお判りでしょうか?

世界一固い食べ物(世界一堅い食べ物・世界一硬い食べ物)とは・・・

世界一固い(といわれている)食べ物、それは意外にも私達の身近にある食べ物です。そのままの状態(出来上がって出荷されるときの状態)では、固すぎで食べることはおろか、齧る、噛むことも難しい食品。食べる際には、薄くスライスしたり、細かく削ったりして食べる食べ物。お湯の中に入れて出汁を取ったり、ほうれん草のおひたしや冷奴にかけて食べるアレ、そうご存じ「カツオ節」です。

鰹節は、カツオの身を燻してから天日に干して作られますが、天日に干すことで身の水分がなくなり固くなります。さらに鰹節の中でもカビ付けを行って水分を極力まで抜いてしまう「本枯れ節」の固さは相当な物といわれます。機械で削られたものがパックに入って便利に使うことのできる現代、中々家庭で「かつお節」を削る、なんて経験はおろか、実物を見たことがある人も多くないのかもしれませんが、カツオ節を専用の鉋(かんな)を使って削ったことのある方なら、その固さはおわかりでしょう。

カツオ節同士をぶつけると「コンコンッ」といかにも硬質な音が鳴りますし、思いっきりぶつけるとその硬さゆえに「ぱきんっ」と割れてしまいます。その美しい深い濃紅色をした割れ口は、さながら岩の裂け目のよう。初めて見た海外の人なら、これが食べるものだなんて想像がつかないかもしれません。

ちなみに、インターネットで少し調べると「鰹節」の硬度(※)は7.0前後と出てきます。(※モース硬度)世界一硬い食べ物としてギネスにものっているとか。参考までに身近なものの硬度を調べると、チョークやえんぴつの芯(4B)は硬度1、岩塩や純金は硬度2、爪(つめ)は硬度2~2.5、10円玉やサンゴが硬度3~3.5、真珠が硬度4。ガラスは硬度4~5。

ダイアモンドが硬度10ですので、硬度7はかなり硬い。硬度7の石といえば、石英(クォーツ・水晶)がそうで、ほかにもトルマリンやガーネットとも同じくらい。人間の歯も硬度7だそう。

「硬度9のルビーやサファイヤなどにはとても及ばないけど、世界で一番硬い食べ物「鰹節」はやっぱり随分と硬いのね・・・」と最初は思いましたが、そこでふと疑問が・・・。

「あれ?鰹節ってカンナで削れるよね・・・。カンナって鉄でできてるから・・・ん??鉄の硬度って??」

調べると鉄の硬度はモース硬度で4~4.5。

「あれれ???」

なんだかおかしなことになってきました。カンナの歯は鉄に鋼を添えて鍛えてから焼き入れしてあるそうなので多少硬度は高いかもしれませんが・・・。鰹節がとても硬くて、おそらく世界の食べ物の中でもトップクラスに硬いのは間違ってないにしても、鰹節が硬度7は・・・。

あらためて本で調べたり、ネットでも詳しく見てみると、そもそもギネスブックにものっていないことが判明。硬度に関しては諸説見つかりましたが、色々と総合すると鰹節の硬さは2.5~3前後ではないかというのが妥当な線である気がします。インターネットは便利ですが、あらためて何もかも鵜呑みにしてはいけない、という教訓になりました。

硬度やギネス記録に関してはさておき、さらに調べを重ねても、鰹ぶしが世界でもトップクラスに硬い食べ物であることには間違いはなさそうです。

そのほか、世界の固い食べ物といえば、基本的には乾燥させた食べ物が多そうです。例えばビーフジャーキーなんかは食べるとき、硬くて難儀するときありますよね。

歯を大事にして美味しいものを末永く食べ続けたいものです。

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