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東郷神社 東京の神社

明治通りを新宿から渋谷方面に走っていると、北参道を過ぎて程なく、原宿警察を過ぎて進行方向右手側セコムの大きなビルの隣に朱塗りの鳥居が見えます。大きなビルとビルの間にスポット的に登場する緑豊かな異空間、それが東郷神社の参道入り口です。

両側に街路樹が立ってはいるものの、車がひっきりなしに行き交う幹線道路「明治通り」に面し、あたりは現代的なビルが立ち並ぶ大都会東京の真ん中で驚くほどの清らかな雰囲気を放ちながらそこにあるのです。

東郷神社

JRでアクセスするならば、山手線の原宿駅から歩いてほんの数分。線路の反対側に明治神宮があるのでそちらに参拝したことのある方は多いと思いますが、若者文化の発信地原宿の竹下通りからすぐの所にこれほどまでに豊かで美しい神社があることを知らない方も多いのではないでしょうか。

創建は1940年(昭和15年)で日露戦争の際に司令長官として連合艦隊を率いてロシアのバルチック艦隊を破った東郷平八郎を主祭神として祀っています。

この一帯は元々、鳥取藩主であった池田慶徳が1862年(文久2年)から所有する敷地面積約2万坪の広大な屋敷であったところで、その子孫で池田家第十五代当主・池田宣政侯爵が敷地のうち約1万2千坪を譲り、そこに神社が創建されています。

東郷神社

神社の境内はよく整備されて、建物も敷地内もとても綺麗で清潔なのですが、それに加えて生い茂る緑の美しさと生き生きとした力強さがとても目を引きます。

その界隈ではパワースポットとしても有名らしく、それが頷けるような、生命力に満ちた境内とでもいえるような、力みなぎる感じの空気感が漂っています。

そこに身を置くだけで、気持ちがシャンとするような、とても綺麗な神社です。参拝を目的に訪れるのはもちろん、買い物や飲食で近くに来た時に、なんとなくでも立ち寄ってみてください。きっかけはどうあれ、一度足を運んでみると多くの方が感じると思います。この清浄感、おすすめです。

日本海海戦に勝利したことから、「勝利、勝負運、開運」などにご利益があるといわれ、受験や恋愛などに「勝つ」としてお参りをする人も多いそうです。

また東郷平八郎は夫婦仲が良かったそうで、「夫婦和合」のご利益があるともされています。

可愛らしいキティちゃんのお守りやご朱印帳もあるので、好きな人はぜひそちらもチェックしてみてください。原宿という土地柄、キティちゃんとコラボしたのは全国の神社の中でもこの神社が初だそうです。

〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1丁目5−3
東郷神社
Togo Jinja