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英語で「どうしましたか?」ってなんていうの?海外からの観光客と話してみよう!

2016年には2000万人を超え、2018年には3000万人を超えた「訪日外国人旅行者(※)」。
(※正規に入国した外国人の数から、日本に居住する外国人を除いて、これにトランジットなどで一時的に上陸する「外国人一時上陸客」等の数を足した入国外国人旅行者のこと)

海外からの観光客が増えることにより、ダイレクトに、経済的な恩恵を被っているのは観光業や物販業、飲食業の企業が主で、一般の私たちには直接関係ないのかもしれませんが、それでも海外から人々がやってきて、旅行したり滞在したりすることで、あらためて私たちが今まで当たり前すぎて気づかなかった日本の魅力に気が付いたり、違う価値観に触れることにより勉強になったりする部分も多く、国として考えた時にも外貨獲得の手段になるので、ありがたいことと言えそうです。

一方で、静かには入れた温泉が騒がしくなったり、町が騒々しくなりすぎて雰囲気が壊れたり、と苦情や反対意見もそれなりにあるようですが、海外からの観光客が「日本の風習、マナー、習慣、常識」などを知らずにしてしまっていることであるとしたら、根気よく伝えていく必要がありそうです。

今日はそんな時にも役立ちそうな英語フレーズをご紹介します。本来であれば、私たちがアメリカやイギリスに遊びに行ったときに日本語で押し通そうとせず英語を話そうと努力するように、「日本に遊びに来るのであれば、少しでも日本語を学んできてほしい」という気持ちも正直、多かれ少なかれ、それなりの数の方が思っていることかもしれませんが、日本語の難しさや、英語が今のところ世界で最も通じやすい言語であることを考慮すると仕方のないことかもしれません。

それよりも、積極的に英語を話して、日本の良さ、日本のこと、日本のマナー、常識、習慣、風習等を相手に伝え、「郷に入っては郷に従え」の気持ちで、お互い気持ちよく過ごせるようにしたほうが建設的で前向きであろうということで、英会話をする上で役に立つフレーズをご紹介します。

ちなみに英語が話せないからと臆する必要はまったくありません。相手が何を言っているかわからないから・・・というのも心配しなくて大丈夫です。大切なのはコミュニケーションを取ろうとする心構え、気持ちです。そもそも、ここは日本なのですから日本語でコミュニケーションを取っても誰も文句をいうべきことはないはず。ましてや、こちらが慣れない英語を話そうとしているだけでも、「相手側に寄り添っている」親切な行為なわけです。中東や東欧、ロシアなどを旅行した経験がありますが、(当然ですが)相手側が日本語で話そうとしてくれたことなど一度もありません。こちらが分かろうが分かるまいが(当然ですが)現地の言葉で話してきます。こちらもそうだからといって文句の一つもないわけです。それが当たり前なのですから。逆にこちらが慣れない言葉を話そうとするその気持ちだけでも、それがどれだけホスピタリティに溢れているか。

というわけで、少々大仰なご説明になりましたが、流ちょうに話せなくとも相手が何を言っているかわからなくても全然問題ありません!ということです。

少々前置きが長くなりましたが、それでは海外からの観光客相手の英会話で役立つフレーズです。

まず、町中や駅や空港などで困っている様子の人を見かけたときのフレーズ。途方に暮れている様子だったり、地図(アプリ)をみて周囲を見回しながら悩んでいる様子だったりする人を見かけたとき。

日本語では例えば「どうしましたか?」といいますね。英語ではこんな時、

”Are you okay?”

この一言で通じます。「あーゆーおーけい?」これだけです。

“Can I help you with anything”
“Is there a problem?”

などという言い方もありますが、こちらが流ちょうに話せるわけではないのなら、とにかくシンプルに。どちらかがその言語の流暢な話者ではない以上、会話はシンプルであればあるほど通じやすい、これが鉄則です。

極端に言えば、相手の顔を見ながら日本語で「大丈夫?」”O.K?”

だけでも十分に通じます。

もし、相手が困っていれば、助けを求める発言なり身振り手振りをするでしょうし、別に困っていないなら、(人にもよるでしょうが)笑顔で「大丈夫だよ!」というでしょう。

もし、どこかに行きたい様子でそれが見つからずに悩んでいるようでしたら、スマホの地図アプリなり、場所の名前や住所が書いてあるメモなりを見せてもらい、その場所がわかるのであれば、

知っている限りの英単語を交えながら「日本語で」説明をすれば大丈夫。

最後はにっこり笑って

”Have a nice trip!” (はヴぁ、ないす、とりっ)

とでもいえれば上出来です!!